カンボジアの日本食ブーム
世界各国で日本食・日本食品に対する需要はこれまでになく加熱しています。
「日本食」といっても多岐に渡りますが、実際に現地カンボジアではどんな日本食に人気が集まっているのでしょうか?
現地マーケティング企業のBuddy’s Marketing JPが調査してみました。
それでは、詳しく見ていきましょう。

Buddy’s Marketing JP アンケート調査
2021年年末、Buddy’sが現地カンボジア人向けに「好きな日本食について」ウェブアンケートを実施しました。
結果は、下記のようになりました。(132名にアンケートを実施)
- 寿司(84名)
- たこやき(27名)
- すき焼き(11名)

カンボジア人気No.1の日本食 ”寿司”
寿司ブーム到来!?
ランキングで、見事「寿司」が堂々の1位に輝きました!
寿司はカンボジアでも圧倒的な人気があります。
Googleマップで「sushi」と検索すると、プノンペンの中心地だけで、20店舗以上もの寿司レストランが検索で出てきます。

人気の”おまかせスタイル”
寿司を提供する飲食店のメニューの価格は、客単価が$15から$100を超えるものまでさまざま。
レストランで人気のコースは”おまかせスタイル”で、季節やその日に入荷する食材に合わせて提供されるコーススタイルが人気です。
飲食店それぞれが、食材の新鮮さや本格的な料理の技で、多くの現地のお客さんを魅了しています。

現地スーパーマーケットでも
現地のスーパーマーケットにも寿司コーナーがあり、毎日多くのお客さんで賑わっています。
価格は$4〜$6前後のパックタイプのものが多く、人気があります。

寿司に欠かせない日本の醤油やわさびが人気
人気の寿司に欠かせないのが、醤油やわさび。
現地の日系スーパーイオンには、寿司コーナーに日本の醤油も一緒に販売されています

人気No2.たこ焼き
手軽に、みんなで楽しむたこ焼き
材料もシンプルで、誰でも簡単に作れることから、たこ焼きも人気の日本食として認知されています。
スーパーのお惣菜コーナーや、日本食レストランでも人気のメニューとして親しまれています。
現地のスーパーマーケットでもたこ焼きに試食会が実施されています。

たこ焼きの材料も全部そろう
スーパーマーケットには、日本食コーナーがあり、ほとんどの基本的な日本食・調味料が購入できます。
イオンの日本食コーナーにも、たこ焼きに必要な材料が販売されています。
価格は、商品にもよりますが、日本の1.5倍〜2倍前後。
カンボジアでたこ焼き器も買える
たこ焼き器も、現地で調達できます。
現地日系スーパーやローカル市場で、たこ焼き器が販売されています。
参考までに、スーマーマーケットでは、低価格のもので1台$20前後で購入できます。

No.3 すき焼き
カンボジアで人気の日本食、第3位は「すき焼き」でした。

カンボジアでは、鍋文化が浸透しており、街中に数多くの鍋レストランがあります。
カンボジアには「モーモーパラダイス」のお店があり、日本のすき焼きや鍋料理を楽しむことができます。
鍋料理

こちらは、「しゃぶしゃぶ温野菜」のお店です。
鍋料理として、すき焼き以外にも、しゃぶしゃぶ鍋も人気があるメニューとなっています。
そのほかの人気日本食
他にも、カンボジアでは身近な日本食がたくさんあります!
おにぎり

日本の代表的な、食といえば、「おにぎり」。
忙しい朝にも、小腹がすいた時にも軽食として手軽に食べらるのが嬉しいですね。
カンボジアのプノンペンにもおにぎり専門店があります。
カンボジアで人気のおにぎりの具は、「鮭」「シーチキン」「カニかまマヨ」です!
?店舗情報
- 店舗名 Riceball Phnompenh
- 住所 #24, Corner of St.360 and St.57, Sangkat Boeng Keng Kang 1, Khan Boeng Keng Kang, Phnom Penh, Cambodia
たいやき

カンボジアは、なんと、たい焼きの屋台があります!
注文すると、専用の鯛焼きマシーンで焼いてくれて、アツアツのたい焼きを食べることができます。
気になるフレーバーは、あんこ、カスタードクリーム、チョコレート、いちご、抹茶などの5つです。
価格は1つ2500リエル(80円)ほど。
”異文化体験”としての日本食から、”身近な日常の食卓”としての日本食へ

客単価$100を超える「高級寿司」から、家族や友だちと一緒に作る「たこ焼き」まで、さまざまな種類の日本食があらゆるシーンで楽しまれています。
今回紹介した寿司や、たこ焼きだけでなく、うどん、そば、牛丼、ラーメン、からあげ、おにぎり、たいやきなど、
さまざまな種類の日本食が、カンボジアの食文化や味付けと適応しながら、広がりを見せています。
最近では、キャラクターやアニメとコラボする形で日本食を広めようとする動きも出てきています。
”異文化体験”としての日本食から、”身近な日常の食卓”としての日本食へ
これから、カンボジアにおける日本食ブームはどのようなうねりを起こしていくのか大注目です!!