カンボジアにおけるデジタルマーケティングでは、 Facebook運用はかかせない必須事項となります。
Facebookを運用するうえで、 少しでも多くのユーザーに自社の情報を届けるためにはどのようにすればよいのか、
日々試行錯誤しているマーケティング担当者は多いのではないでしょうか。
今回は、Facebookの仕組みとリーチ数を増やす具体的なアクションについて、カンボジアでの事例を踏まえご紹介いたします。
マーケティング担当者の皆さん、ぜひ参考にしてみてください!
リーチ数とは?
そもそもリーチ数とは、「投稿を見たユーザー数」のことを指します。
ですので、「リーチ数が多い」ということは、「あなたの投稿を見たユーザー数が多い」ということを意味します。
Facebookにはいくつかの指標がありますが、整理までに、下の3つの指標を押さえておきましょう。
- リーチ:投稿を見たユーザー数
- インプレッション:投稿が表示された回数
- エンゲージメント:いいね!、コメント、シェア の回数
今回は、「リーチ数を伸ばすにはどうしたらいいか?」に焦点を絞り、説明していきます。
Facebookのアルゴリズムについて
Facebook特有の機能として、どの投稿を優先して表示させるかという仕組み(アルゴリズム)があります。
このアルゴリズムを理解することで、フィード上に優先表示される投稿を行うためのポイントをおさえることができます。
Facebookのアルゴリズム
- Affinity(親密度)
- Wight(重み)
- Time(時間経過)
具体的にこの3つのアルゴリズムを見ていきましょう!
①Affinity(親密度)
ユーザーとコミュニケーションする頻度
他のユーザーとのコミュニケーションの頻度が多ければ多いほど、優先的に表示されます。
具体的には、
- いいね!、コメント、シェアの回数
- Facebookページを見に来た回数や、Facebookページ上で過ごした時間、メッセージを送った回数
など、これらの回数や時間などがスコアとして計算され判断されます。
②Weight(重み)
エンゲージメントされた回数(いいね!、コメント、シェア の回数)
エンゲージメントの回数が多ければ多いほど、優先的に表示されます。
さらに、エンゲージメントの中にも、優先順位があります。
【評価大】シェア>コメント>いいね!【評価低】
同じ投稿でも、単に「いいね!」を獲得するだけでなく、シェアされたり、コメントされるような投稿の方が
優先表示される可能性が高くなります。
また、テキストのみでの投稿より、画像や動画を用いたコンテンツの方が、優先順位が高いと言えます。
③Time(時間経過)
投稿やリアクションからどのくらい時間が経過したか
投稿やエンゲージをしてから時間が経過した(古い)のであれば表示される可能性は低く、
新しい投稿やアクションであればあるほど優先順位が高くなります。
これらの3つの要素をスコア化して、Facebookのアルゴリズムが総合判断を行い、表示順位を決定します。
具体的なアクション 6選
それでは、リーチ数を増やすための具体的な方法を見ていきましょう。
①Facebookページに、「いいね!」してもらう
Facebookページを「いいね!」してもらうことで、自社の商品やサービスに興味を持っているユーザーを集めることができます。
具体的には、「ページいいね!」広告を打つか、もしくは、口コミで広げてもらったり、リアル店舗で直接ユーザーに「いいね!」をしてもらう、等の方法があります。
②すぐ返信する、「@+名前」をつけてユーザーに返信する
ユーザーにメッセージが通知がされるため、メッセージに気づき返信してもらいやすくなります。
ユーザーとのメッセージの回数や頻繁が多ければ、Facebookアルゴリズムに「親密性」や「重さ」の指標が高いと判断され、優先表示されやすくなるでしょう。
④テキストではなく、画像や動画、ライブ配信を用いた投稿をする。
コンテンツの内容を効果的に伝えるには、テキストより画像や動画を用いることが大切です。
商品を使ったことがないユーザーにも、商品の魅力が端的に伝わるようなクリエイティブ制作を心がけましょう。
⑤知識をシェアする(商品の特徴や使い方を伝える)
商品の特徴や使い方をシェアすることで、ユーザーはその商品やサービスを使用するときの参考情報を探すため、Facebookページを訪問するようになるでしょう。
⑥キャンペーン告知やお得なクーポンを配信する
ユーザーのメリットになるような情報の配信をすることで、ユーザーは自社Facebookページに「いいね!」をしてお得な情報やクーポンを獲得しようとします。
BUDDY’Sおすすめの方法
カンボジアで複数企業のFacebook運営を行う中で得られたおすすめの実践方法と参考データをご紹介します。

■おすすめ1 オンラインキャンペーンを実施し、ページ「いいね!」を増やす
リアル店舗等でFacebookページにいいね!してもらえるようイベントやキャンペーンを行う、といったオフライン施策のほか、オンライン施策としては、Facebookページで「いいね!」獲得キャンペーンを実施するのが効果的です。
■おすすめ2 インフルエンサーを活用する
ユーザーは自分がフォローするインフルエンサーに興味や憧れを持っているので、インフルエンサーを起用したプロモーション内容を投稿することで、商品や企業イメージのアップにつなげることができます。
【参考】インフルエンサー活用事例
http://buddysmarketing-jp.com.kh/maketing/sns%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%95%e3%83%ab%e3%82%a8%e3%83%b3%e3%82%b5%e3%83%bc%e3%83%9e%e3%83%bc%e3%82%b1%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%b3%e3%82%b0%e5%a4%a7%e6%89%8b%e6%97%a5%e7%b3%bb%e9%a3%9f%e5%93%81/
■おすすめ3 画像や動画を活用する
特に画像クリエイティブを活用する場合は、カルーセル設定、人物写真(特に女性や子供)を使用することが効果的です。
カンボジアのユーザーの特徴として、回りくどい表現より、ハッキリとしたダイレクトな表現に対して、反応が高い傾向があります。
クリエイティブ制作の段階から、こうしたカンボジア人の特徴をよく理解した上でクリエイティブ制作を進めることが大切です。
■[参考データ]カンボジアでFacebook運用をする上で参考となる数値

いかがでしたか?
カンボジアで人口の74.9%が利用している圧倒的ユーザー数を誇るFacebook。
そんなFacebook活用を考える際に、リーチ数を上げるためのポイントを押さえておくと、
マーケティング活動がより効果的に数字につながってくると思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!