カンボジアマーケティング

【最新】カンボジア ビューティー・パーソナルケア市場動向まとめ

カンボジアのビューティー・パーソナルケア市場は年々増加しており、

今後も拡大が予想されるビューティー・パーソナルケア市場の概要について最新情報をご紹介いたします。

 

ビューティー・パーソナルケア市場規模

カンボジアのビューティー・パーソナルケア市場規模は、2019年時点でおよそ1億1,871万ドル。

2014年が7,431万ドルと比較すると、2014年〜2019年の6年間で、市場規模が約59%も増加しています。

アフターコロナとなった現在は経済が回復がしていることもあり、今後もビューティー・パーソナルケア市場は拡大することが予想されています。

 

市場規模トップカテゴリー

 

上位3つのカテゴリーが市場規模の約68%を占めています。

  • オーラルケア 4,623万米ドル
  • スキンケア 2,085万米ドル
  • バス&シャワー 1,421万ドル

ちなみに、メイクアップカテゴリーは第4位で、約1,200万ドルの市場規模があります。

全体的にどのカテゴリーの市場規模も大きく増加している中、

特に、スキンケア、メイクアップ、日焼け止めの3つのカテゴリーの伸び率が高くなっています

 

今後需要が高まっていくカテゴリー

市場規模の伸び率が高い上位3カテゴリーは、次のようになりました。

  • メイクアップ 95.5%
  • スキンケア 83.6%
  • 日焼け止め 81.3%

経済成長により、美容やコスメにお金をかける中間・高所得者層の増加が背景にあると考えられます。

首都プノンペンの街中では、美容やコスメ商品を専門に扱うショップを多くみかけるようになったことに加え、

最近では、オンライン(特にFacebook)上で、化粧品を販売している人も増えてきました。

 

美容やコスメ商品を専門に扱うショップ
美容やコスメ商品を専門に扱うショップ

日焼け止めは2019年時点の市場規模は170万ドルで、決して市場規模は大きくないものの、

2014年〜2019年の市場規模伸び率でいうと、81.3%と高く、今後の市場規模拡大が期待されています。

 

カンボジアの紫外線は日本の3倍!?

東南アジアに位置するカンボジアでは、年中紫外線が強く、場所によっては日本の3倍とも・・・。

家の近くでちょっとした買い物をするときでさえ、日焼け止めを塗っていないと、日焼けしてしまうので、アウトドアだけでなく買い物や通勤時といった日常使いでのニーズも高そうです。

 

気になる流通経路は?

ビューティー・パーソナルケア商品の95%以上がスーパー、ドラッグストア、専門店等のリアル店舗で購入されています。

ほとんどがリアル店舗での購入で、ECなどのオンラインは1%以下。

一方、スキンケアカテゴリーに注目してみると、リアル店舗は約80%、オンラインで購入する割合が約20%という状況です。

スキンケア商品については、オンラインで購入する消費者が多い、というのが特徴的です。

オンラインでは商品の現物を確認できないため、オンラインで商品を閲覧後に、実際にリアル店舗で現物を確認してから、購入するといったケースが多いようです。

 

オンライン販売で気を付けること

オンラインで購入する場合も、消費者はオンラインサイトの「いいね!」の数や、口コミを判断して購入される方が多いため、サイトの信頼性を高めるため「いいね」数や「口コミ」が拡大するような、マーケティング施策を実施することが大切です。

 

メーカー別シェア

次に、カンボジアにおけるビューティー・パーソナルケア市場シェアの上位を占めるメーカーを見ていきましょう。

トップシェアメーカー

上位3メーカーは、いずれも、オーラルケア、スキンケア、バス&シャワーのトップ3カテゴリーを扱うブランドとなっています。

トップシェアメーカーのColgate-Palmoliveですが、日本では、ホワイトニング歯磨き粉が人気商品ですね。

日本のメーカーは?

各社のシェアでリストアップされているように、日系メーカーもプノンペン都内にあるスーパーやドラッグストアで販売されており、ショッピングモール内で独立店舗を構えるブランドもあるようです。

特に、洗顔、化粧水、フェイスマスクといった商品が多く展開されています。

 

独立店舗を展開するブランド

最後に、カンボジアでリアル店舗を構えるブランドについていくつかご紹介します。

実際にお店を足を運び、販売員の商品説明を聞きながら商品を試すことができるというリアル店舗の醍醐味は、カンボジアでも需要が高そうです。

下記ブランドがカンボジア国内で独立店舗を展開している状況です。

  • NATURE REPUBLIC
  • THE FACE SHOP
  • GOODY SHOP
  • The SAEM
  • The Body Shop
  • CLARINS
  • L’Occitane
  • Yves Rocher
  • Oriental Princess

 

いかがでしたか?

今回は、カンボジアにおけるビューティー・パーソナルケア市場の概要について紹介いたしました。

次回は、各カテゴリーの詳細な情報をご紹介するので、楽しみに待っていてください。

最後に、カンボジアに来られる際は、日焼け止めクリームをお忘れなく!ではまた!

【参照元】

JETROプノンペン【カンボジア消費市場】ー美容概要ー

 

 

 

 

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